2022/05/01

事例紹介

月替わりロゴマーク(5月)

籠目(かごめ)と菖蒲(しょうぶ)

5月の着せ替え看板は、
文様に籠目(かごめ)、重ね色目には菖蒲(青と濃紅梅)を誂えました。
籠目は、文様はその名の通り、竹などで編んだ籠の目を表しています。
籠の目はよく見ると、三角形を二つ合わせた星の形が連続していますが、この星は「六芒星(ろくぼうせい)」と呼ばれ、
陰陽道では「魔除け」「厄除け」の意味を持つとされます。
また、「籠」という字は「竹」と「龍」の二つに分けられるので、「籠目」は龍を封印する神秘的な力を持つとされ、武将たちも好んで衣装に用いたそうです。
菖蒲は夏の重ね色目です。
こちらも邪気を払うとされる菖蒲の葉の色(青)と、
葉の中に控え目に咲く花を濃紅梅で表しています。